「私参加します!」
教室の後ろのほうから、人を掻き分けるように彼女は私達のほうへ歩み寄ってきた。
写真の学校に第2回AOZORA写真展の勧誘に行った時の事。
その後、参加してくれるという人たちと食事に行ったが、その彼女は今日は風邪を引いているからということで食事会には参加しなかった。
翌日、その彼女からメールが入っていた。
昨日、食事会に参加できなかったお詫びと、AOZORAにぜひ参加したいという大変丁寧なメールだった。
これが千野さんとの出会いだった。
第2回AOZORA写真展当日、20:00を過ぎて、ろうそくの灯りも消えかけ、もう写真がよく見えなくなる頃、千野さんが一人の男性を案内していた。
しばらくすると千野さんは、その男性を連れて私のところにやってきた。
「彼です」
紹介してくれた男性の名前は太田洋芳 ヒロ君。
私が言うのもなんだが、まっすぐとしたいい面構えの男性。
握手したその手からは、何か熱いものが伝わってきた。
やがて撤収作業が始まると、彼は上着を脱ぎ、自ら手伝い始めた。
お客さんで来ていたのに・・・
第7回AOZORA写真展 彼はガムテープをもって会場を走り回り
AOZORA什器の作成のリーダーをやってくれている。
AOZORAの什器は白い雲
彼はその雲を守っていてくれる
そして千野さんは大きなお腹を抱えて
新しい命と共にその雲の間を歩いている。
12月6日 ヒロ君、千野さん二人の子供が誕生しました!
おめでとう!!
これからも親子3人でAOZORAの雲を守っていってください。

