宮城県立西多賀養護学校

西多賀養護学校生徒 大友 広樹くん撮影
2007年10月3日(水)宮城県 仙台市にある西多賀養護学校というところに行って来ました。
西多賀養護学校というのは、ベッドスクールといい、病院で長期の治療を受けている子供達のための学校で、病院の敷地内にあります。http://www.nishitaga.myswan.ne.jp
目的は、写真を自分で撮る、見る、人に見せる、その楽しさを知ってもらい、喜びの時間を増やしてもらうためです。
これは、今回から始まったAOZORAの新しい活動で、今後も続けていきたいと思っています。
今回は、私を含む5人のメンバーが行って来ました。
1時間40分という限られた時間の中で、どうやって生徒さんたちに楽しんでもらえるか?
これが私たちの大きな課題でした。
まずは、生徒さんたちが普段使ったことのない一眼レフカメラを使う。
その一眼レフの特徴を活かすために、絞り、シャッタースピード、感度について講義をする。
生徒さんは普段コンパクトデジタルカメラを使用しているため、それでも楽しめるよう構図についても講義をする。
せっかく私たちが行くのだから、普段では味わえないようなスタジオ撮影のような撮影会も体験してもらう。その為に、東京写真学園様のほうより、カメラ、モノブロックをお借りし、今回は行くことの出来ないメンバーからもカメラを数台お借りしました。
(ご協力してくれた皆さまありがとうございました。)
でも、何よりも大切にしたかったのは、生徒さんとのコミュニケーションでした。
少しでも一人ひとりの「らしさ」を感じ取れるように、最初の自己紹介では生徒さんらが普段撮っている写真を何枚か見せてもらって会話を交わしました。
高校生である生徒さんたち10名は、普通の高校生のように、好きなものがあり、好きな友達がいて、ちょっと照れたり模するけれど、素敵な笑顔を見せてくれました。
生徒さんの8名は車椅子を使用していて、2名はストレッチャーを使用しています。
自分の力ではシャッターを押せない生徒さんもいらっしゃいました。
そんな生徒さんには、ファインダーを覗き込んでもらい、手を取って一緒にシャッターを押してもらいました。
写真は一人で撮るものだと思われがちですが、私は決してそんなことはないと思います。
カメラと光と被写体とアシスタントと時間と・・・その空間に存在するものすべての命と会話しながら作品がうまれるのだと感じます。
生徒さんたちと一緒に撮れたこと、とても嬉しかったです。
撮影会の場所は、3箇所の候補を挙げた中で、好きなところに行ってもらう予定でしたが、この日は天気もよく、ほとんどの生徒さんが「屋上に行きたい」といってくれました。
屋上は青空が広がっていました。
学校に行く前までは不安がっていた、4人のメンバーもすっかり夢中になって生徒さんたちの手を取り撮影をしてくれていました。
わずか30分足らずの撮影会ではありましたが、私たちにとってはとても学ぶことの多い体験でした。
撮影後は、撮った写真をスライドショーにして音楽つきで生徒さんたちに見せてあげたかったのですが、コンピューターとデータの不具合でこれは上手くいきませんでした。(西多賀の皆さんごめんなさい。)
後日、スライドショーにして、CD・DVDで送ることにさせていただきました。
西多賀養護学校生徒 末永 卓哉くん撮影
生徒さんたちが楽しんでいただけたかどうか?正直なところ不安ではありましたが、最後の感想で生徒さんの一人が、「文化祭で写真展をやる」「将来カメラマンになる意思を固めた」と言っていただけ、メンバー一同とても嬉しく感じました。
これからもAOZORAは、勉強をしながらこのような活動をしていこうと思っています。
今回参加できなかった方で、参加してみたいという方は、ご協力ください。
最後になりましたが、今回のことにあたり、大切なカメラを貸していただいたメンバー、機材を貸していただいた東京写真学園のみなさま、仙台まで一緒に来てくれたメンバー、そして何よりも西多賀養護学校の生徒、先生の皆さま本当にありがとうございました。
心より感謝申し上げます。
2007.10 AOZORA代表 堀川
